浅草寺の本堂前に到着したら、参拝の手順は通常次のとおりです。

1. 浄手（手水舎）
柄杓で水を汲み、まず左手、次に右手を清めます。
その後、左手のひらに少量の水を受けて軽く口をすすぎます（柄杓の口を直接口元に触れないよう注意してください）。
最後に、手で握った柄の部分も流してから、柄杓を元の位置に戻します。

これは、寺院へ敬意をもって参拝するために、心身を清める儀式とされています。

2. 進香（香炉）
本堂前には大きな香炉があり、立ち上る煙があたり一面に漂っています。
多くの参拝者は線香を購入して香炉に立て、煙を頭や肩、身体の気になる部分に向けて手で払うようにあてます。これは健康祈願や加護を願う意味があります。

着物レンタル八重で着物を着て、煙がゆらめく中で写真を撮れば、より一層日本らしい情緒ある雰囲気を楽しむことができます。

3. 本堂参拝
まず、お賽銭を入れます（一般的には「ご縁」に通じる5円がよく使われます）。
次に、鈴を軽く鳴らして仏さまに参拝の意思をお伝えします。
その後、手を合わせて静かに祈ります（寺院では拍手はしません、拍手の作法は神社のみです）。
最後に、深く一礼して参拝を終えます。

4. おみくじ（御神籤）
浅草寺は「凶が比較的多いおみくじ」としても有名で、その分ドキドキ感を楽しむことができます。
100円を入れ、六角形の金属製の筒を振って、木の棒が1本出てくるまで振ります。
出てきた棒に書かれた番号を確認し、対応する引き出しからおみくじを取り出します。

凶が出た場合は、寺院内の鉄製の結び所に結んで、厄運を寺に置いていくという意味があります。
良いおみくじが出た場合は、お守りとして家に持ち帰り、幸運や加護を願うことができます。

短い参拝やおみくじ体験を通して、歴史ある寺院建築を楽しむだけでなく、日本の伝統的な信仰の魅力にも触れることができます。
四季の移ろいとともに、桜、新緑、紅葉、雪景色などが浅草寺にさまざまな美しさを添えてくれます。
八重の着物を着て歩くと、浅草の街並みがより楽しめ、お店や観光地で写真を撮る時間も思い出として残しやすくなりますよ。