八重のブログ

登録日:2026.02.11
更新日:2026.02.11

浅草の情報着物レンタル

東京・浅草の老舗刷子専門店「カナヤ刷子店」|創業1914年、百年以上続く道具の店

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東京・浅草の雷門や仲見世通りから少し入った路地に、刷子専門店「カナヤ刷子店(かなやぶらし)」があります。 1914年(大正3年)創業の老舗で、衣類用、台所用、掃除用、書道用など、用途別の刷子を取り扱っています。

雷門と仲見世通りの人通りを抜け、数本裏道に入った場所にあるのが「カナヤ刷子店」です。店の引き戸を開けると、店内は落ち着いた照明で、木製の棚に大小さまざまな刷子が整然と並んでいます。近づいて見ると、毛の長さや硬さ、持ち手の形が一本ずつ異なり、用途ごとに細かく作り分けられていることがよく分かります。店内には、木と天然毛のやさしい香りがほのかに漂い、観光地のにぎわいとは対照的な静かな空気が流れています。

カナヤ刷子店は、1914年(大正3年)創業の老舗刷子専門店です。身だしなみ用のヘアブラシや洋服ブラシ、台所用のたわし、急須や茶こし専用の細い刷子、書道用の筆、さらには工房や職人向けの専門刷子まで、用途別に非常に細かく商品が分かれています。たとえば衣類用ブラシひとつをとっても、カシミヤやウールなど素材に合わせて毛の種類や硬さが異なり、持ち手の長さも使いやすさを考えて設計されています。

どの商品も、実際の使い方を想定しながら試作と改良を重ねて作られており、「掃除用」「身だしなみ用」といった大まかな分類ではなく、「どこを、どう使うか」に合わせて選べるのが特徴です。普段は意識することの少ない刷子という道具ですが、用途に合わせてここまで細かく作られていることを、店頭で実物を見ながら実感できる一軒です。

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大量生産された使い捨ての消耗品とは異なり、店内の刷子の多くは、何年も使い続けることができ、使うほどに手になじんでいく生活道具です
こうした「寄り添う道具」という考え方こそが、日本の老舗ならではの魅力のひとつと言えるでしょう。

中でも特に印象的なのは、刷毛素材への徹底したこだわりです。
カナヤ刷子店では用途に応じて、豚毛、馬毛、山羊毛、棕櫚繊維などの天然素材を厳選し、硬さや弾力、肌触りを細やかに調整しています。
洗顔用の刷子はやさしくしなやかで肌を刺激せず、台所用の刷子は細かな隙間まで届きながらも器を傷つけません。
衣類用の刷子は、軽くひと撫でするだけで、生地に清潔感と張りを取り戻してくれます。
どの刷子も、幾度となく試行錯誤を重ねた末に生まれた、「暮らしの答え」とも言える存在です。

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店内は木製の棚とカウンターで統一されており、壁際の棚には刷子が用途別に並べられています。衣類用、台所用、掃除用、書道用などコーナーごとに分かれていて、毛の長さや硬さ、持ち手の形の違いをその場で見比べることができます。ほとんどの商品は実際に手に取ることができ、重さや持ちやすさ、毛先の感触を確認しながら選べます。

スタッフは「使う場所」や「対象の素材」を聞いたうえで、棚から用途に合う刷子を数本出し、毛の種類や硬さ、使い分けのポイントを説明してくれます。そのため、刷子に詳しくない人でも、目的に合った一本をその場で選ぶことができます。

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着物レンタル八重の着物を着て浅草を歩き、雷門や仲見世通りから少し路地に入ると、カナヤ刷子店があります。観光の合間に立ち寄りやすい場所にあり、着物での散策途中にも無理なく立ち寄れる一軒です。

店内では、衣類用、台所用、掃除用など用途ごとに刷子が並び、実際に手に取って選ぶことができます。派手な演出はありませんが、日常で使う道具を丁寧に選びたい人に向いた店です。

次に浅草を訪れた際は、雷門や仲見世通りだけでなく、1914年創業のカナヤ刷子店にも立ち寄ってみてください。普段の暮らしで使える刷子を一つ選ぶことで、長く使える道具を日常に取り入れることができます。

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