着物で歩く浅草・たぬき通りのなごみ散策
浅草の「たぬき通り」
浅草には、雷門や仲見世通りのほかに、「たぬき通り」と呼ばれる小さな通りもあります。昭和の雰囲気が残る通りで、昔ながらの店や看板が並んでいます。通りの名前は、縁起の良い動物として知られる「たぬき」に由来しています。雷門周辺を訪れた際には、あわせて歩いてみるのも良いでしょう。

浅草・たぬき通りの歴史と見どころ
たぬき通りの歴史は昭和中期にさかのぼります。当時は、地元の人々に親しまれ、通りの両側には商店や食堂が並んでいました。時代の流れとともに一時は静かになりましたが、近年の再整備により再び人が訪れる場所になっています。
通りの名前にちなんで、たぬきがマスコットとして採用されています。たぬきは「福を呼ぶ」「運をもたらす」とされ、通りの再生への願いも込められています。
たぬき通りには全部で12体のたぬきの像がありますが、実際の設置場所は11か所です。そのうち1体が「夫婦たぬき」として2匹一緒に立っているためです。像はそれぞれ異なる表情をしており、歩きながら楽しむことができます。

たぬき通りのお店めぐり
たぬき通りは長くはありませんが、個性的なお店が並ぶ通りです。手作りの和菓子を扱う老舗、昭和レトロな日本料理店、和風の雑貨やアクセサリーをそろえる店、カフェや小さな食堂など、さまざまなお店に出会えます。
どの店も昭和の雰囲気を残しており、落ち着いた空間の中でゆったりとした時間を過ごすことができます。

たぬき通りで着物散歩
たぬき通りは、着物を着て歩きながら写真を撮るのにおすすめの場所です。着物レンタル八重で着付けをしたあとに、たぬき通りを訪れてみてください。
通りにはたぬきの像や昔ながらの建物があり、着物姿での撮影スポットとしても楽しめます。観光客で賑わう仲見世通りと比べて人通りが少ないため、落ち着いて散策や撮影ができます。

たぬき通りを歩いてみよう
浅草を訪れる際は、「たぬき通り」にも足を運んでみてください。たぬきの像を眺めながら、写真を撮ったり、ゆっくりと通りを歩いたりするだけでも楽しめます。
にぎやかなエリアから少し離れて、自分のペースで浅草の別の一面を感じられる場所です。